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取扱説明書

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製品概要

STM32F722-UNO
STM32F446-UNO
STM32F412-UNO

マイクロコントローラーに要求される性能や機能の向上を背景に、ARM Cortex-M シリーズをコアとした STM32 が広く利用されるようになってきました。STM32-UNO は、ARMCortex-M7 をコアとする STM32F722REもしくはARMCortex-M4 をコアとする STM32F446RE/F412RE を搭載し、IoT 機器の開発や実験を手軽に行うための開発ボードとして開発されました。STM32-UNO は STM32 を使用し、様々な応用に取り組みたい人に最適な開発ボードです。
STM32-UNO は以下のような特徴を持っています。

  • STM32F772RE(216MHz, 512KFLASH, 256KRAM), STM32F446RE(180MHz, 512KFLASH, 128KRAM), STM32F412RE(100MHz, 512KFLASH, 256KRAM) を搭載しており、MicroPython のオンボードファイルシステム用に 8MB のフラッシュを搭載しています。
  • 単色のLED3個の他にWS2812B タイプのカラー LEDを搭載しています。
  • TFT ディスプレイ (別売)、OLED ディスプレイ (別売: www.amazon.co.jp/dp/B06Y4TKL1F )を接続するコネクタを装備しており、グラフィックスや文字の表示を行うことができます。
  • 一般的な入出力やセンサーを搭載したSENSOR-PLUSを接続するための端子群を備えています。
  • MicroPython のファームウェアを書き込むことにより、MicroPython でプログラミングすることができ、STM32F722-UNOは160KB程度、STM32F446-UNOは80KB程度、STM32F412-UNOは200KB 程度のヒープ領域を使用できます。
  • Arduino IDE でプログラム(スケッチ)を開発できます。
  • 開発ボードへのファームウェア等の書き込みは、USB 接続で STM32CubeProgrammer を使用して行うことができます。
  • ドロップアウトが 300mV と少ない 1.3A の電圧レギュレータを搭載し、STM32F446RE/F412REに安定した電源を供給できます。

OLED ディスプレイ

STM32-UNOにはOLED ディスプレイの接続端子が装備されているため、OLED ディスプレイを基板に搭載して手軽に使用することができます。

OLED ディスプレイは、128×64 ドットのグラフィックディスプレイになっており、開発ボードの稼働状態や利用者に伝えたい情報を、画像や文字で分かり易く表示できるようになります。
ネット上などで公開されているSTM32のサンプルプログラムでは、様々な情報をPC 上でシェルに表示する例が多いですが、実際の運用ではSTM32をPC に接続して使用することは少ないため、運用時に必要な情報を確認することができないという問題があります。
STM32-UNOでは、面倒な配線等を行うことなく開発ボード上にOLED ディスプレイを搭載できるため、PC と切り離して単独で運用している場合でも、様々な情報をOLED に表示し確認することができます。

TFTディスプレイ

STM32-UNOにはTFT ディスプレイの接続端子が装備されているため、TFT ディスプレイを基板に搭載して手軽に使用することができます。

TFT ディスプレイは、128×128 ドットのカラーグラフィックディスプレイになっており、開発ボードの稼働状態や利用者に伝えたい情報を、画像や文字で分かり易く表示できるようになります。


MICROPYTHONでのプログラミング

STM32-UNOの機能を最大限に発揮できるように構成されたMicroPythonファームウェアをご利用いただけます。以下のページからダウンロードしてご利用ください。

MicroPython用のプログラミング環境はいくつかありますが、定評のあるThonnyの使用法を紹介します。

STM32-UNOのMicroPythonでのプログラミング情報を以下に示します。


STM32-UNOはArduino UNOと互換性のある形状とピン配置で、Arduinoでのプログラミングはもちろんのこと、利用が広がりつつあるMicroPythonを利用できることを目指して開発された開発ボードです。

STM32-UNOは、MicroPythonを実行するために必要なメモリ容量を備え、多くの32ビットMCUと同様3.3VのI/O電圧です。しかしながら、Arduino UNOに近いハードウェア接続性を実現するために、I/O端子は5Vの耐圧を持っており、従来のシールドを接続しても開発ボードやMCUは壊れないように配慮されています。

STM32-UNOはArduino UNO R4と同じくARM Cotex-M4のMCUを搭載しています。

RP2040-UNOSTM32-UNOArduino UNO R4Arduino UNO R3
MPURP2040ST Micro STM32F446Renesas RA4M1Microchip ATmega328P
CPUARM Cortex-M0+ DualARM Cortex-M4ARM Cortex-M4ATmega
周波数133MHz168MHz48MHz16MHz
FPUなしありありなし
ROM16K512KB256KB32KB
RAM264KB128KB32KB2KB
フラッシュ
(コード/ファイルシステム用)
8MB8MB00
I/O電圧3.3V3.3V (5V耐圧)5V5V
ADC41466
DAC0210
PWM162366
UART2211
SPI2211
I2C2311
CAN0210
USBコネクタType-CType-CType-CType-B

回路図

STM32F446-UNO
STM32F412-UNO

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SENSOR-PLUS

ブレッドボードを使用してプロトタイピングを行うと、ディスプレイ、スピーカー、スイッチなど、標準的に使用する回路がいくつかあります。プロトタイピングのたびに、繰り返しそれらの配線を行うことが面倒であったり、配線が入り組んでわかりにくいといったことがよくあります。

SENSOR-PLUSはそのような、よく使う標準的な入出力・センサーを一つにまとめたボードです。

SENSOR-PLUSを使用してプロトタイピングを行えば、よく使う標準的な入出力が既に提供されているので、注目している機能や回路に集中して実験を行うことができます。

ArduinoだけでなくMicroPythonでも手軽に使用することができます。

STM32-UNO-PLUS

STM32-UNOにSENSOR-PLUS相当の入出力とセンサーを組み込んだSTM32-UNO-PLUSもご検討ください。